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読み聞かせしながら、考える。

読み聞かせボランティアで読んだ本の紹介と活動のなかで考えたことを綴ります。

娘の選んだ絵本と、読み聞かせの手法

読み聞かせボランティアを始める前に、読み聞かせの手法について色々と調べたり読んだりしてみたことがありました。

suminotiger.hatenadiary.jp

 

色々と眺めていたら「読み聞かせのときは声になるべく抑揚をつけず声色をつかったりせずに淡々と読んだほうがいい」という意見が多く見られて、こんなので楽しいの???と思ってしまったから。

読み聞かせ=絵本を通したエンターテイメントの時間、と思っていたので、私はいままで子どもたちに対しても面白がって聴いてくれるような読み方をすることが良くありました。役になりきって演じたり、関西弁の本や落語の本をそのイントネーションで読んでみたり。

でも、読み聞かせの主流では「演じちゃダメ」という。なんで~???って疑問符がたくさんでした。

そんなことをtwitterでぶつぶつ言ってたら、色んな方がご意見をくださって、その会話を通していろんなことが見えてきました。

大事なのは、読み聞かせで一番大事なのは何か?ということ。

声色を使って面白く演じて読んであげること、それは子どもたちにとって楽しいかもしれないけど、その印象が強すぎると絵本そのものの印象が薄まってしまうかもしれない。だから、絵本の世界を大事にするためにはなるべく読み手の印象を強めてはならない、というのが、なるべく淡々と、という指導の意図のようです。

なるほど。

読み手が派手に演じてしまうと、その後その本を読み返すときもそのイメージがついてきてしまうかもしれない、それは確かによろしくない。 

 

読み手の印象が強く付き過ぎないように読むのがよろしい、という読み聞かせの手法についてそれが正しいのかどうか、私は自分の中でこれだっていう答えが出せずに1年が過ぎました。

本やその場の子どもたちの雰囲気に沿うようにとそのときどきで考えて、色々と読み方を変えてみたり工夫してみたり、発展途上という感じです。

 

私の参加している読み聞かせボランティアのサークルには、教員をリタイアされた年配の方々や地域の年長者の方、小学生のお母さんたちなど年代も様々。その中に、まるで演技をするように読み聞かせをしてくれる方がいらっしゃいます。セリフを読むように感情を込め、ときに身振りや手振りも交えて演じながら、一冊の絵本というより一つのお芝居を見ているような、そんな劇場型読み聞かせ。

 

私が最初に調べたりした、いわゆる読み聞かせのスタンダードな手法からいくとたぶんNGなその読み聞かせ、子どもたちの反応はどうなんだろう…と興味津々の私は自分の当番ではない日に見学させてもらったり、うちの子たちの感想を聞いてみたり。

 

そんな中、子どもたちと図書館に行った後に気づきました。

娘の図書館用バッグの中に、その劇場型読み聞かせの方が少し前に読んでくれた絵本。それを見て、なんだか嬉しくなりました。

 

そういえば読み聞かせのある曜日の前、娘はいつも私に「今度は誰が来る?」と聞いてきます。当番表を見て誰かを教えると「○○さん(上記の方)がいいなぁ」と漏らすことも。どんなところが好きなのかを尋ねると、とにかく楽しみなの、と娘。読んでくれる絵本も面白いし、お話の仕方も楽しくて、きてくれると嬉しい、と。

 

当番表には、学校からサークルへ希望することとして

「読み聞かせを通して子どもたちが本に興味を持つよう、読むきっかけになるように働きかけて欲しい」

と書かれています。

読み聞かせを楽しみにして、読んでくれた絵本を選んで借りて来た、これ、学校が求めていることそのまんまだなぁと。

 

どんな読み方が良いか、私はまだ自分の中でしっくりくる答えが出せていません。

劇場型だと楽しいかもしれないけど、前のブログ記事に書いたように本に余計なイメージを植え付けてしまうかもしれない、それがどんな影響を与えるのかまだよくわかりません。

でも子どもたちが、本を、お話を、聞かせてもらう時間を、楽しみにしてくれるような活動が出来る人になりたいなぁと娘の話を聞きながら思ったりしています。

 

 

新学期最初に低学年のクラスで読んだのはこれ。

おばけの花見 (キラキラえほん)

おばけの花見 (キラキラえほん)

 

 絵本を縦にするシーンあり、オノマトペもたくさんありで盛り上がりました。