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読み聞かせしながら、考える。

読み聞かせボランティアで読んだ本の紹介と活動のなかで考えたことを綴ります。

「よみきかせ」だけど、踊ろう!

今日は「踊れる絵本」のご紹介。

本当は真冬に紹介したかった本なのだけど、更新をサボっていてもう春がそこまで来てしまいました…

 

でも先日の読み聞かせの日は小さな雪がちらつく寒い寒い朝だったので、この本を持って教室へ。

だいおういかのいかたろう (ひまわりえほんシリーズ)

だいおういかのいかたろう (ひまわりえほんシリーズ)

 

2人組の絵本作家、ザ・キャビンカンパニーさんの「だいおういかのいかたろう」。独特の作風で描かれる絵が印象的な絵本です。この絵本、なにがいいって「踊れる」んです。

寒い冬に湖で凍り付いてしまったいかたろうをこどもたちが助けるお話。お礼にといかたろうが教えてくれるのが、イカダンス。

 

ゆっくり読んでも時間は5分くらいで終わるお話なのだけど、後半にはさまっているイカダンスのページになったところで「よし、一緒におどろう〜〜〜!」と立って広がってもらって。

 

ダンスは簡単。歌も抑揚があまり無く難しくないしゆっくり踊れてふりも覚えやすいので、1回やれば子どもたちはすぐに自分のものにしてしまいます。

 

キャビンカンパニーさんたちのすごいところはこれ…

 


いかたろうのイカダンス

 

イカダンスの動画があるんです。作家自身が動画を自作して発信しているという新しい取組み…じゃないかなぁ。

この中で作者の阿部さんと吉岡さんがアトリエにしている由布の小さな廃校の前で実際にイカダンスの解説をしてくれるというなんとも豪華な。

 

動画で予習していけば読み聞かせの場でもばっちり踊れる、はず。

ぽっかぽっかしてきた♪ のところで頭をポカポカなぐる仕草をするようアドバイスするのがポイントです。あとは決めポーズをかっこ良く!

 

先日の一年生の教室では時間が少し余ったので3回くらい子どもたちと踊ってみんなでポカポカになって大笑いしました。幼児や低学年はめっちゃ食いつくと思います。

 

キャビンカンパニーさんの絵本×動画コラボは他にも

 

はみがき あわこちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

はみがき あわこちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

 

 「はみがきあわこちゃん」のはみがきマーチ(これは何が秀逸って、動画が3分間あるんです。家で歯みがきをするときにこの動画を流せば終わりまでに3分きっちり磨けてしまうという!素晴らしい!)


あわこちゃんの はみがきマーチ

 

ほこほこのがっこう

ほこほこのがっこう

 

「ほこほこのがっこう」の校歌、など…。 


ほこほこのがっこう 校歌

 

絵本の世界と音や映像がリンクしていく、自分も一緒に踊れる、一緒にはみがきできる、一緒に歌える、という素敵な仕組み。

 

一緒に歌える、というコンセプトだと

ねこのピート だいすきなしろいくつ

ねこのピート だいすきなしろいくつ

 

 「ねこのピート」も譜面が巻末についていて「歌える」絵本だなぁと思います。

この絵本は同じメロディで歌詞を少しずつ変える形でお話が進んでいくので、最初は読み手だけが歌っていてもだんだん子どもたちも一緒に歌い始めたりすることも。

 

子どもたちの中には「おはなしのときは静かに」って指導されているのを守ろうとして制してくれたりするケースもあるので、その辺は場の雰囲気やクラスの空気に合わせて臨機応変に対応してます。あちこちで歌い始めて収集がつかなくなりそうなときも、すこし間を空けてから大きめの声で次の言葉を出すとすっと静かになったりも。

 

ずっと静かにして一方的に聴かねばならない、っていうのは私もなんだか堅苦しくてしんどくなってしまうので、歌ったり踊ったりしながら楽しい時間を作るには…とよくあれこれ探しています。